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「裏切りのプログラム」ハッカー探偵鹿敷堂桂馬 柳井政和

こんにちは。

最近カタメの本を紹介してたので、私からは、今日はヤング向けの小説です。IT会社社長が書いたプログラマーが主人公の小説をご紹介します。「裏切りのプログラム」ハッカー探偵鹿敷堂桂馬 柳井政和

 

  • タイムリミットは2日間、身代金7000万円、人質は5万人分の投薬データ。
  • 安藤は、人材派遣会社を経て、ベンチャーを起業。自社が送り込んだプログラマーが企業データを暗号化し、身代金を要求してきた。安藤は投資家から補佐役を紹介される。いかにもやる気のなさそうなプログラマーこそ、鹿敷堂桂馬だ。
  • 三浦しをん氏は「働く人たちへの熱い応援の気持ちと、社会やシステムへの疑問と怒りが作品にこめられていて、とても胸打たれた。しかしそれだけではなく、登場人物が魅力的で、読んで楽しい小説!オススメです」と語る。

   本書及び帯 より

学生時代に「呂布」とあだ名された人は、正義を貫く。三浦氏が語ったように、起業や事件の背景にあるのは「生きにくい社会」での葛藤や、ビジネスに対する不満。安藤が起業しビジネスを展開していくストーリーは痛快でもある。

欲を言えば、もう少し伏線があっても良かった。もっと複雑で、スピード感も欲しかった。犯人がバックから逃れるスベも単純過ぎる。プログラマーらしさがもっと出ていてもいい。次回作に期待したい。

 本書は、さすがに現役のプログラマーが書いているだけあって、周辺知識が詳細に語られていた。

「プログラマーという人種はですね。他人とともに、自分も信じない人間なんですよ」 

 と語っていたところには、プログラマーの魅力が溢れていた。
プログラマーを目指す人、プログラムに関する人に読んでほしい、と思う。

 

ミホ