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自立の一歩となる現役世代も受給できる障害年金という年金

先日友人が退職したことを知りました。今はハローワークに通っているようです。
以前に激務の影響もあって、彼はうつ病で通院していました。まだお薬を飲んでいます。
そんな友人に、友達としてできることを考えてみました。
その友人が該当するかどうかは分かりませんが、「障害年金」について学んでみました。

自立の一歩となる現役世代も受給できる障害年金という年金

1 障害年金とは

公的年金の一つで、障害によって生活等に支障が出てしまった場合に支払われる年金です。ふつうの年金と違って、高齢者に限定されず、現役世代でも支給されるのが特徴です。ガン、糖尿病、うつ病など対象となる病名は幅広いです。多くの人に有効な年金ですが、申請主義のため国等から「対象者だから申請したほうがいいですよ」と教えられる訳ではありません。近年「障害年金」について記した社会保険労務士さんの本が多く出ていますね。
障害基礎年金額の一例: 1級975,100円 2級780,100円 

2 障害年金の受給要件

  1. 初診日要件 病気等により医療機関を初めて受診した日(診察を受けた日)を証明できること
  2. 障害状態要件 国民年金法及び厚生年金保険法に定める、障害の程度を判断する等級別表のいずれかに該当すること
  3. 保険料納付要件 一定の期間年金保険料を納めていること

 これら3要件の全てを満たす必要があります。

3 障害の程度のカンタンな確認

  1. 障害年金1級 「ベッドの周辺に活動範囲が限られます」身の回りのことは何とかできるが、それ以上のことができないこと。他人の介助が欠かせない。
  2. 障害年金2級 「家の中(室内)が活動範囲です」家庭の軽食づくりや簡易な選択など、極めて温和な活動ができるが、それ以上のことができないこと。就労が出来ない状態です。
  3. 障害年金3級(厚生年金保険のみ) 「援助・支援の下就労できる」職場の理解や援助の下、短時間勤務や軽作業ができること。労働に支障や制限がつく状態です。
  4. 障害手当金(厚生年金保険のみ) 症状が固定した人を対象にしたもの。労働が制限されることが要件となっています。

4 障害年金の請求

  1. 障害認定日による請求(基本的な請求) 原則、初診日から1年6ヶ月を経過した日を「障害認定日」といい、この日を経過して初めて請求ができるようになります(人工関節の挿入などの一部例外を除く)。
  2. 事後重症による請求 障害認定日による請求は行ったものの、不支給と判断された場合などに、それ以後支給要件を満たした場合に請求するものです。
  3. 遡及請求 障害認定日に支給要件を満たしていたとしても知らなかったなどの理由で請求しておらず、かつ未だその状態にあるときに請求するものです。
  4. 併合して初めて2級請求 既に障害を負っている方が更に障害を負って併合して初めて2級に該当する場合の請求です。

5 請求に際し、必要な書類

  1. 診断書
  2. 年金請求書
  3. 受診状況等証明書
  4. 病歴・就労状況等申立書
  5. 受診状況等証明書が添付できない理由書
  6. 金融機関の証明
  7. 基礎年金番号通知書
  8. 加給年金対象者がいることの証明書 戸籍謄本など
  9. 身体障害者手帳などを持っている場合は、その写し
  10. 他の年金を受給している場合は、年金証書の写し
  11. x線フィルム(必要な場合)
  12. 心電図(必要な場合)
  13. 委任状(社会保険労務士など代理人が提出の場合)

*各年金事務所で入手できるのは1から5の書類です。
*なお請求方法や障害の状態に応じ、必要書類は違ってきます。詳細は各年金事務所や障害年金を専門とする社会保険労務士にお問い合わせください。

6 不支給だった場合の対処法

 思いがけず不支給になってしまったとしても、審査請求や裁判の制度があります。
納得出来ない場合は、不支給通知書を受け取った日から60日以内に審査請求、さらに再審査請求ができます。不支給となった場合でも不服申立て前置主義のため、いきなり裁判をすることはできません。再審査請求において不支給の決定が覆らない場合に、裁判ができます。

日本年金機構のサイト/障害年金の詳細をみる

NPO障害年金支援ネットワークの詳細をみる

 

障害年金の世間での認知度は低いです。そのため、病気に独りで苦しんでいる人、家族を抱え就労できないでいることを不甲斐なく感じている人が多く存在しています。
障害年金は、そういう人たちが社会復帰されるなど、自立の一歩となるためにあります。

 

自立の一歩となる現役世代も受給できる障害年金という年金