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「プライベートバンカー」球界のドンに立ち向かったあの清武氏が作家へ

こんにちは。

清武 英利氏といえば、元読売巨人軍代表であり、ナベツネさんを批判し、電撃解任。その後、法廷闘争となったのが記憶に新しい。

球界のドンを批判するだけでも勇気のいること。
記者会見などでも理路整然と話されていたのが印象的だった。

そんな彼がノンフィクションライターとして帰ってきた!舞台は、今や日本をも凌ぐ金融の国、シンガポールを舞台にしたプライベートバンカーの実像だ。
バンカーが実名で明かすノンフィクション。

  • 「ペーパーカンパニーの口座を運用しているので、運用益から税金を引かれることはありません。」
  • 「プライベートバンカーの仕事は三つしかない。一つ目は、ビリオネアの口座を銀行に開設させること。二つ目はその口座に彼らのカネを入金させること。そして三つ目がそのカネを運用して守ることである。シンプルな世界だ」
  • 「ノルマ100億円!顧客は「本物の金持ち」のみ」
  • 「富める者は与えられて、いよいよ豊かになる」
  • 「プライベートカンパニーの中の人は、人間味と向上心にあふれた人々」

「プライベートバンカー」より

 こんなこと実名で書いてしまって、大丈夫なんだろうか?
欲をいえば、もう少しスピード感があると良い。また、杉山の立場からのみ書かれており、上司である桜井の本性や真実にも迫ってほしかった。

「プライベートバンカー」球界のドンに立ち向かったあの清武氏が作家へ

もっとも、主人公 杉山や咲子の生き方には共感できるものがあった。グローバリゼーションのこのご時世、猫ひろしでもカンボジア国籍を取得しオリンピック選手となったぐらい世界は近いのだ。ある人はペーパーカンパニーを取得し、事業を夢見る。生きにくくなってきた日本を出るのも選択肢の一つだ。たしかホリエモンもファーストペンギン、セカンドペンギンが多くを稼げるんだ、と言っていた。自分も世界を見据え、動けるペンギンでありたいと思う。

ペーパーカンパニーの作り方やノータックスのしくみ、国税の取締りや税制改正が詳細に書かれていて、大好きな橘玲さんの「タックスヘイブン」を引き継ぐものといえる。