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grandmasayuri.com(グランマさゆり)-サードエイジ-

~人生の後半もワクワク楽しく!~

NHK「マネーワールド」第1弾!お金をめぐる世界の真実

こんにちは。

昨日NHKスペシャルがやってました。
「マネーワールド」第1弾!お金をめぐる世界の真実


総資産2300億円の大富豪ハバートは、自分に有利なように政局を動かそうと、国家の行末を左右させる行動をする。また南米のある国家は、巨大企業から訴えられ大打撃を受ける。さらにヨーロッパでは深刻な失業率。
これらは、人類の反映の終焉を告げているのでは?
資本主義の歴史的転換点を迎えている?
私たちを、どこへ、いざなうのか?
この先にあるのは、何なのか?そして成長は?


NHK「マネーワールド」第1弾!お金をめぐる世界の真実

 

1 世界の成長はつづくのか?

(1) 資本主義の異常事態

世界の成長は、1970年代がピークで、その後減少の一途を辿っている。
資本主義の発祥地、イギリスでは、かつてアダム・スミスが「国富論」の中で「神の見えざる手 」によって社会を反映に導くと説いていた。
しかし、そのイギリスは今や、ヤングホームレスが8万人を突破する深刻な事態に陥っている。大卒者も働き口が全く見つからないなど、経済成長の出発点が、崩壊している状態だ。貿易などイギリスの幅広い分野で、業績が低迷している。「ことはイギリスだけにとどまらない」とアメリカ・クリントン政権時、財務長官を務めたローレンス・サマーズは語る。「これまでは、不況でも経済政策で上向きになっていた。ところが、今回は実質賃金・利子率・インフレ率のいずれも低下しており、慢性的な「長期停滞」という病気に罹っている。これにより投資がなくなり、若者の雇用が奪われる悪循環だ」。
マービンキングは、「8年前は各国首脳もこうした事態を誰も予想しなかった」と語る。「今回は、低金利でも景気は上向かず。好調のようにみえるアメリカも、実は平均労働者は豊かになってはいない。ドイツも日本と同じように人口減に苦しんでいる。
我々は、今こうした予測できない不透明な世界に生きているのです。」

NHK「マネーワールド」第1弾!お金をめぐる世界の真実

(2) 経済成長の限界(フロンティアの消失)

自国を開拓し頭打ちになれば、植民地を開拓。その後、植民地貿易を行い、地理的フロンティアが消滅したら、金融空間へ。金融空間は、マネーがマネーを生む錬金術だった。しかし、これもリーマンショックで頭打ちとなる。
こうした、フロンティアの消失は、犯罪の蔓延にもなった。大企業による不正という犯罪。
UBSで2300億円もの不正をしたクエク・アドボリは、「成長が減速した企業は、自社の利益を確保するため、不正に手をつけるしかなかった」と語る。
ロバート・ライシュは、「近年、資本主義そのものが変質している(いわゆる「スーパー資本主義」)。それは、より速くより効率よく「出来る限り得をしたい」というものだ。」行き過ぎた資本主義は、まるで弱肉強食のジャングルのようだ、とも。

 NHK「マネーワールド」第1弾!お金をめぐる世界の真実

 

2 経済成長の可能性

そんな中でも、まだまだ成長できると主張する人もいる。 
その理由は、「技術革新」だ。

  1. 人工知能(AI) AIを駆使するとあるファンドは、イギリスがEUから離脱すると発表した日に、他のファンドが苦戦する中で、瞬間5%の利回りを確保した。
  2. シェアリング・エコノミー  ウーバーやairbnbに代表されるものだ。airbnbのジョー・ゲビアCEOは、「シェアリング・エコノミーはこれからの経済成長を助けるものとなるだろう」と語る。一方で、これにより既存のホテル事業を揺るがす事態にも。

3 感想

イギリスのヤングホームレスの実態には、驚いた。EU離脱の国民投票にも、こういった背景があったのかもしれない。一方で、アメリカやドイツの現状は、深刻に受け止めすぎにもみえる。
フロンティアの消失はやむを得ないだろう。植民地は、人権侵害の上に成り立っている。優劣の格差による、「かんたんに」利益を得ることが難しくなっただけのようにも。利益を確保するために「不正」っていうのも短絡的すぎる。
たしかに先進国は成長に苦労しているようにみえる。一方で、東南アジアなどの新興国は、近年大幅な成長をしている。世界全体として低迷しているのは、新興国では未だパイが小さく、先進国ほど大きくないからか?
悲観していても、何も始まらない。AIなどの技術革新で、これからも持続的な成長ができることに期待したい。