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grandmasayuri.com(グランマさゆり)-サードエイジ-

~人生の後半もワクワク楽しく!~

「徹底解明”健康長寿”スーパー100歳の秘密」NHKスペシャル

こんにちは。
昨日の日本シリーズは、ホントにいい試合でした。
日本シリーズの裏でやってたNHKスペシャル「スーパー100歳の秘密」を紹介します。

徹底解明”健康長寿”最新科学が解き明かすスーパー100歳の秘密について

100歳を越える高齢者「センテナリアン」(1世紀以上を生きる人)は、日本で65692人、世界では45万人存在する。彼らの健康長寿の秘密に迫る。彼らの体内では、密かに進む老化が抑えられているという。老化を食い止める食事とは?ある精神状態が遺伝子に働きかける?これで、誰でも健康長寿になれるのか?

「徹底解明”健康長寿”スーパー100歳の秘密」NHKスペシャル

 

1 一般的な加齢のメカニズム


誰もが「元気で」長生きしたいと思っている。
千葉県東庄町に住む101歳の田谷きみさんは、和菓子屋の看板娘だ。朝8時から夕方18時までの10時間、レジや接客をこなす。食事は、1日3回、決まった時間に食べ、好き嫌いなく、野菜を中心にバランスのいい食事を摂る。
慶応大学の廣瀬先生が、田谷さんの血液や認知検査をしたところ、体内での炎症の度合いが、他の老人と異なることがわかった。一般の数値は0.30前後のところ、田谷さんは、その1/10の0.03だった。炎症には、怪我をしたときの急性炎症と、誰でも加齢とともに進行する慢性炎症の2つがある。慢性炎症の数値が上がれば、心臓や肺、骨髄に影響を及ぼす。慢性炎症は、寿命と関わりが深いことが分かってきている。名古屋のご長寿で有名だった蟹江ぎんさんも同じく炎症の数値が低く、20-30歳若い体だったそうだ。
京都大学の鍋島先生によると、急性炎症は、一定期間の経過により治癒するが、慢性炎症は、弱い「全身の」炎症で、加齢とともに必然的に起こるものとのこと。慢性炎症になると、炎症性サイトカインが発生。これにより、細胞死が起き、老廃物がたまり、さらなる引き金となる。本来は、老廃物を取り除く機能があるはずだが。
自分が、どれだけ炎症が進行しているかチェックするには、人間ドッグで血液検査をすると分かる。CRPの数値が、一般基準では0.30以下。要注意が0.31~0.99。異常値が1.00以上。

2 炎症を防ぐ食事


デンマークの研究で、10万組の双子を調査したところ、双子でも炎症の数値に大きな差が生じていた。遺伝子の影響が25%、環境が75%影響していることが分かった。遺伝子だけでは、長寿になるかの運命は決まらないのだ。
では、炎症を、どう防ぐべきか? 
センテナリアンが多いのは、アメリカ西海岸、コスタリカ、沖縄、イタリアなど。イタリアのアッチャローリは、2000人のうち300人がセンテナリアンという奇跡の街だ。食事は、オリーブやナッツなど、いわゆる地中海食を摂る。
ボローニャ大学のフランチェスキー先生の下、管理栄養士が指導し、ヨーロッパで「地中海プロジェクト」が行われた。この結果、地中海食を食べた人ほど、炎症のレベルが低かった。地中海食には、魚、野菜、オリーブ、ナッツが多く入っており、オメガ脂肪酸やポリフェノール、リコピンが作用したことによるといわれる。ところが、下がっていた国がある一方で、イギリスなど効果がなかった国もあった。
中国の李先生によれば、長寿には腸内細菌が関係しており、長年摂取してきた食べ物によって変わってくるとのこと。そうだとすれば、「地中海プロジェクト」のように短期間の食事制限・食事指導で効果がない場合があるのは、当然ということか。
東北大学の都築先生も、人種遺伝子や腸内細菌で効果は変わってくるという。地中海食ではなく、日本人にとって日本らしい食事を摂るべきと語る。魚油は、他の油と比べて40%炎症の数値が下がるらしい。大豆、人参、海藻、味噌など特定の食材ばかりではなく、バランスのいい食事を摂ってほしいとも。確かに、地中海食は、日本人に似合わなさそう。日本食では、味噌や麹など発酵食品が最近見直されている。


「徹底解明”健康長寿”スーパー100歳の秘密」NHKスペシャル

3 炎症と運動の関係


イタリアのサルディーニャ島では、センテナリアンの数が男女比1:1で、日本などと比べて男性の数が多い。ここでは、高齢者もブドウやオリーブを育てるなど、若者と同じように働く。また島は急勾配で、センテナリアンは仕事などで、1日約8km歩いている。この地のセンテナリアンを調べたところ、心臓・腎機能は低下していたものの、炎症の数値は、低かった。炎症と運動の関係では、体内の機能である「微小循環」がポイントだという。「微小循環」とは、毛細血管の中の血流のこと。溜まった老廃物を回収し、炎症を防いでくれる。ネズミの実験でも、老化した細胞を取り除くと、炎症が低下するのが実証されているという。ということは、運動によって「微小循環」が活発化すれば、体内の老廃物を除去してくれ、炎症が低下、老化も抑えられるということになる。

4 炎症を抑える、心の満足感


炎症を抑える、もう一つのポイントは、心の持ちよう、人の満足感だ。
日々の幸せ、人生の満足感、日常で得られる達成感は、炎症を抑える「CTRA遺伝子群」を発生させる。もっとも、食べたいだけ食べる、買いたいだけ買うなどの欲を満たすだけで満足してしまう欲求は、炎症を抑えない(例外はプレゼントなど、人のためにすること)。
炎症を抑えてくれるのは、ボランティアや家族を大切にするなど、「生きがい型」の満足感だ。カリフォルニア大学のコール先生は、「脳は社会とつながり、お互いに助け合うよう、プログラムされている」と語る。
世界最高齢の116歳のエンマ・モーラさんは、「老年的超越」の粋にいる。ここ数年家から一歩も外に出ず、出歩かないのに「ここにいて独り身でいるのが一番幸せ」と楽しそうに話す。
大阪大学の権藤先生が、センテナリアンに「自分の人生は意義あるものか?」と問うたところ、多くの人がYESと答えていると語る。先生によれば、80歳越えたあたりからポジティブ感情が高まるとのこと。感情をつかさどる「前帯状皮質」で高齢者特有の変化が起きているのでは?と話す。調査では、良いことをより多く覚えており、自然とポジティブなものに感情を寄せていっているのでは、とも。
現在105歳を迎え、東京オリンピックでは聖火ランナーがしたいと語る日野原先生は、「プロダクティブ・エイジング」、生涯現役だと締めくくった。

仕事など、人や社会と積極的に関わり、人に必要とされること。その満足感が炎症を抑える。また、運動も誰かと一緒にやったり、仕事の中ですると、心体ともに良い効果がありそうだ。食事は、日本食をもっと見直すべきだろう。味噌などの発酵食品は、海外セレブなど世界中で注目されている食材だ。いずれにしても、いっときの心がけだけでは、センテナリアンにはなれない。 これからずっと、これらを心がけてみよう!
ポジティブに!